

バーチャルサーバー(仮想化)。一般的にはエミュレーターとかエミュレーションなどと呼ばれることが多いこの技術ですが、一台のハードウェアで複数のOSを稼働させることを言います。レンタルサーバーやホスティングサーバー会社で提供される「共有サーバー」と呼ばれるサービスもバーチャルサーバーの一種になります。
フォローウインドでは、バーチャルサーバー(仮想化)を用いて、お客様にとって運用の面、コストの面、管理の面など様々な側面から、最適なサーバーのマイグレーション(統合化)をご提供いたします。
ではどのようなケースでバーチャルサーバーが効果的なパフォーマンスを発揮するのでしょうか?
例えば複数の小規模なサーバにそれぞれ負荷の少ないサービスが稼働していたとしましょう。
毎月のサーバーの保守料が1台あたり¥40,000だったと仮定すると、もしドメインコントローラーが一台あって、小規模なサーバーが4台の構成であれば、保守料が月額20万円以上かかることになります。
またサーバーの導入時期から約3年程度経過しているので、ハードウェア的な老朽化とスペック的な力不足も懸念されています。ただしどのサーバーにも業務を行うためには必要な役割を担っており、不安だけが募り毎月のコストも馬鹿になりません。
それではとりあえず高性能なサーバーを1台導入することを検討しましょう。
新しいサーバーにバーチャルサーバーソフトを組み込みます。そして従来稼働していた小規模なサーバーを全て新しいサーバーにマイグレーション(統合化)しバーチャルマシンとして稼働させます。これで最新のハードウェアスペックを備えたサーバーで、従来となんら変わらずに各サーバーで稼働していたサービスが利用できるようになりました。またホストとなるサーバー自身が高速化されたため、各サービスの処理速度も向上したようです。
かつドメインコントローラーの方にもバックアップ用としてバーチャルソフトを組み込んでおきましょう。万が一ホストとなるバーチャルサーバー側にトラブルがあった際にも、ドメインコントローラー側のバーチャルサーバーで各バーチャルマシンを稼働させることが可能になり、ダウンタイムを確実に減らすことが可能になります。
ちなみにサーバーの保守料の方ですが、以前よりも安定した稼働が可能になり、かつ業務効率も上がったにも関わらず、月額の料金は以前より少し下がったそうです。
弊社でシステムを管理をさせて頂いている会計事務所様で実際発生したケースです。
ドメインコントローラ上でSQLベースの会計ソフトウェアを稼働させていました。
利用していた会計ソフトウェアのアップデータを適用させるとサーバーの再起動が発生してしまい、その都度ドメインコントローラサーバー自身の再起動を行っていました。
ドメインコントローラサーバーを再起動するということは、利用しているスタッフの方にサーバーへの接続を切断してもらうことはもちろん、サーバーの再起動後の各種ログチェックや再起動後の安定稼働調査も必要になり、お客様にとっても弊社にとっても運用上好ましくない状況になってしまいました。
そこで会計ソフトウェアを稼働させるために、会計ソフト専用のバーチャルマシン(仮想サーバー)の導入をご提案させて頂きました。
バーチャルマシンを導入するには、バーチャルとは言えどもOSが必要になります。今回はお客様でもともと所有していたWindows 2000 Server パッケージ版を利用させて頂きました。
稼働しているドメインコントローラサーバー上に、Microsoft Virtual Server 2005 R2を導入し、その上でバーチャルマシンを稼働させます。バーチャルマシン導入後は、会計ソフトウェアのアップデートで再起動が発生しても、ドメインコントローラサーバーを再起動させることなく、バーチャルマシン単体で切り離して再起動することができるようになります。
また、バーチャルマシンのOSのイメージを日々バックアップし、さらに会計ソフト自体のデータもバックアップすることで、重要なデータのバックアップを多重化することが可能になります。
利用しているスタッフの方からは、ドメインコントローラサーバーと会計ソフトウェアサーバーマシンが完全に別々のサーバーのように見え、また難しいバーチャルマシンの仕組み等を考えて操作する必要がないのでとても好評です。
さらに、保守料もサーバー2台に比べるとリーズナブルになるため、お客様には大変満足して頂いております。
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