Googleが提供するクラウド型グループウェア「Google Apps」。

1アカウント月500円で、GmailやGoogleカレンダー、Google Driveが、独自ドメインで利用可能です。


Google Appsは1ユーザーあたり30GBの容量が利用可能です。これはGmailやGoogle Driveなどを合計した使用容量になります。

30GBと考えると、一般的には使い切れない容量ですが、業務でメールを酷使する方や、Google Driveに色んなファイルを保存していると、意外と30GBだと使い切ってしまうこともあります。

ちなみに容量の追加自体はユーザーアカウント毎に行う事ができるので、利用頻度が激しい方のみ追加するという方法がとれます。

Google Apps

Google Appsの上位版「Google Drive for Work」

上位版の「Google Drive for Work(Google Apps with unlimited storage and Vault)」は、1ユーザーあたり月1,200円になりますが、容量無制限になります。

しかもこれまでオプションで月額600円で提供されていた、Google Vaultが含まれます。

Google VaultとはGmailやチャットのアーカイブ機能です。
情報ガバナンス、eDiscoveryなどの規制に関する監査に備えて、Google Apps上のコミュニケーションデータの管理、保全を行うことができます。

Outlookなどのメーラーであれば、データを定期的にバックアップしておけば、いざという時に過去のメールを洗い出すこともできますが、Webメールだとそうもいきません。

Google VaultはGoogle Apps上でやり取りされる全てのメール、チャットデータを保管しますので、コンプライアンス管理に最適なソリューションです。

Google Appsの料金比較

容量無制限に加え、Google Vaultがついて月額1,200円。

これを高いと思うか、安いと思うか。

企業の意識が問われるところですね。

(山下 史彦)